マダイ釣り方5選|初心者が堤防と船で釣果を上げるコツ

釣りコラム

マダイの釣り方を調べると、タイラバやコマセ、ジギングなど様々な方法が出てきて「結局どれを選べばいいんだ」と迷う。しかも堤防と船では勝手が違うし、初心者向けと書いてある記事でも専門用語ばかりで頭に入ってこない。5月の連休シーズン、せっかく釣り仲間と予定を合わせたのに「マダイの釣り方がわからず手ぶらで帰る」なんて事態は避けたい。実はマダイの釣り方は大きく5パターンに分類でき、それぞれに向いている状況と必要な道具が明確に異なる。去年の5月、千葉県の勝浦沖で船釣りデビューしたとき「タイラバとコマセの違いもわからず恥をかいた」経験から、今回は各釣り方の特徴を実践ベースで整理していく。

マダイ釣り方の基本分類と選び方

マダイの釣り方は大きく「エサ釣り」と「ルアー釣り」に分かれる。エサ釣りには船からのコマセ真とテンヤ、堤防からのぶっこみ釣りがあり、ルアー釣りにはタイラバとジギングがある。どの方法を選ぶかは「どこで釣るか」と「どれくらい予算をかけるか」で決まる。

船釣りなら水深30m以上のポイントを効率よく攻められるタイラバやコマセが主流。一方、堤防や磯からなら投げ釣りスタイルのぶっこみ釣りやルアーの遠投が基本になる。初期投資を抑えたいならコマセやぶっこみ、手返しの速さと釣り味を重視するならタイラバやジギングが向いている。瀬戸内海や明石海峡では4月から6月がマダイのベストシーズンで、産卵前後の荒食いを狙える。

ここから紹介する5つの釣り方は、どれも実際に40cm以上のマダイを釣り上げた実績がある方法ばかり。自分の釣行スタイルに合った方法を見つけてほしい。

マダイ釣り方5選を実践解説

1. タイラバ(鯛ラバ):船釣り初心者でも釣果が出やすい

タイラバは鉛製のヘッドにネクタイ状のシリコンラバーとフックをセットしたルアーで、船から落として巻くだけのシンプルさが魅力。鯛ラバ 釣り方の基本は「着底させてから一定速度で巻き上げる」だけなので、初めて船釣りに挑戦する人でも数時間で釣果を出せる。

タックルは専用ロッドが理想だが、7フィート前後のミディアムライトアクションのジギングロッドでも代用できる。リールはシマノなら3000番、ダイワなら2500番のスピニングまたは小型両軸リール。PEライン0.8号にリーダーはフロロカーボン3号を1.5m接続する。タイラバのヘッド重量は水深と潮流で選ぶが、東京湾なら60g、外洋なら80~120gが基準になる。

実際に千葉県の鴨川沖で5月上旬に試したとき、水深45mのポイントで80gのオレンジヘッドを使用。朝6時の潮が動き始めたタイミングで、着底から毎秒50cm程度のスローリトリーブを続けると、巻き上げ中に「コツコツ」とした前アタリの後に本アタリが来た。55cmのマダイが釣れたときのヒット水深は海底から約15mの中層だった。

タイラバで失敗しやすいのは「巻き速度が一定でない」こと。リールのハンドルを1秒に1回転のペースで機械的に巻き続ける。アタリが来ても合わせは不要で、そのまま巻き続けることでフッキングする。最初は退屈に感じるが、この単調さがマダイに違和感を与えない秘訣だ。カラーはオレンジ・レッド・グリーンの3色を用意し、当日の水色と天候で使い分ける。濁りが強い日は赤系、澄んでいる日は緑系が基本セオリーになる。

タイラバは根掛かりリスクが低く、初心者でも安心して海底付近を攻められる。船宿のレンタルタックルでも対応可能なので、マダイ 初心者が最初に試すべき釣り方と言える。

2. コマセ真鯛:船からの伝統的な釣り方で大型を狙う

コマセ真鯛は撒き餌(コマセ)でマダイを寄せ、その中に付けエサを紛れ込ませて食わせる船釣りの王道。真鯛 仕掛けの中でも歴史が長く、60cmオーバーの大型実績が豊富な釣り方だ。タイラバよりテクニックは必要だが、群れを自分で作り出せる楽しさがある。

タックルは7~8フィートのコマセ真鯛専用ロッドが扱いやすい。リールは中型両軸リールまたは4000番のスピニング。道糸はPE3号、ビシ(コマセカゴ)の下に天秤を介してハリス3号を3~4m接続する。針はチヌ針5~6号またはマダイ専用針。付けエサはオキアミが基本で、活性が低いときはイカタンやサバの切り身を併用する。

神奈川県の長井沖で5月中旬に乗船したとき、水温18度・中潮の条件で水深40mのポイントを攻めた。船長の指示ダナは「底から5m」だったので、ビシを海底まで落としてから5mリールを巻き上げ、そこでコマセを3回シャクって撒く。コマセの煙幕の中に付けエサを漂わせるイメージで、30秒待ってアタリがなければ再度シャクる。この繰り返しで午前中に45cm・52cm・58cmのマダイ3本を取った。

コマセ真鯛で重要なのは「指示ダナを守る」こと。船長が「底から7m」と指示したら、全員がその水深にエサを入れることで効率よく魚を寄せられる。自己判断で勝手に深いタナや浅いタナを探ると、コマセが分散して群れが散る。また、オキアミの付け方は「チョン掛け」より「抱き合わせ掛け」のほうが食いが良い日もある。2匹のオキアミを背中合わせに刺すことで、ボリュームが出てマダイの目に留まりやすくなる。

最初に試したときは「シャクリのタイミングがわからず2時間坊主」という苦い経験をした。コツは船の揺れに合わせてロッドを上下させることで、無理に力を入れる必要はない。ビシからコマセが少しずつ出るよう調整ネジを締め込む加減も、釣果を左右するポイントになる。

3. 鯛テンヤ:少ない道具で繊細な釣りを楽しむ

鯛テンヤはエビを針に固定した専用仕掛けを使う船釣りで、マダイ 釣り方の中でも特に繊細なアタリを楽しめる。コマセのように撒き餌を使わないため、マダイの反応がダイレクトに伝わる。タックルがシンプルで荷物が少なく済むのも利点だ。

専用ロッドは7~8フィートで穂先が柔らかいティップラン調のもの。リールはスピニング2500~3000番で、PE0.8号にリーダーはフロロ2.5~3号を2m接続。テンヤは5~15号を水深と潮流で使い分ける。エサはシラサエビまたは冷凍エビを頭から刺し、針先がエビの尾に抜けるように通す。

愛知県の篠島沖で試したとき、水深35mで10号のテンヤを使用。着底後にゆっくり50cm巻き上げ、そこで10秒ステイ。再び50cm巻いてステイの繰り返しで、中層までマダイを探る。アタリは「コンコン」とした小さな前触れの後、「ググッ」と引き込む。ここで焦って合わせると針掛かりしないので、竿をゆっくり起こしながら追い食いさせる間を作る。結果、48cmと52cmを含む4本のマダイを釣り上げた。

鯛テンヤの難しさは「アタリがあっても乗らない」こと。マダイがエビをくわえて違和感を持つと一瞬で離してしまう。フッキング率を上げるコツは、前アタリの後に竿を下げてテンションを抜き「食わせの間」を作ること。3秒待ってから大きく竿を起こすと、針が口の奥に入りやすい。エビの鮮度も重要で、身が崩れたら面倒でもすぐに交換する。

真鯛 仕掛けとしてはコマセより安上がりで、釣り座も狭くて済む。船宿によっては「テンヤ専門便」を出しているので、同じスタイルの釣り人と乗船できる点も初心者には安心だ。

4. ジギング:ルアーで攻める爆発力のある釣り方

ジギングはメタルジグと呼ばれる金属製ルアーを使った船釣りで、マダイだけでなくブリやヒラマサも狙える。激しいアクションと強烈な引きを楽しめるため、体力に自信がある人や「一発大物」を狙いたい人に向いている。

ロッドは6フィート前後のスロージギング専用竿、またはライトジギングロッドが扱いやすい。リールはスピニング4000~5000番でハイギアモデル。PE1.5~2号にリーダーはフロロ6~8号を2m接続する。ジグは100~200gのセンターバランスまたはリアバランスを水深に合わせて選ぶ。カラーはブルー系・ピンク系・ゼブラ柄を各1個ずつ用意する。

静岡県の御前崎沖で5月下旬、水深60mのポイントで試したときは150gのピンクゼブラジグを使用。着底後にロッドを大きく1回シャクり、その後2秒フォール。この「ワンピッチジャーク」を繰り返すと、海底から20m巻き上げた時点で強烈なアタリ。64cmのマダイがヒットし、水深のあるポイントでのやり取りは5分以上かかった。

ジギングの失敗パターンは「シャクりすぎて体力切れ」と「フックが甘くてバラシ」の2つ。マダイ狙いのスローピッチジギングは、青物狙いのような激しいアクションは不要。ゆっくり大きくロッドを起こし、ジグがヒラヒラと落ちるフォール中にバイトすることが多い。フックはアシストフックをジグの前方に2本、リアフックを1本セットするのが基本。フロントアシストが短すぎるとフッキング率が下がるので、ジグの全長の3分の1程度の長さを確保する。

マダイ 釣り方としてはテクニックが求められるが、タイラバやコマセで反応が薄い日にジギングだけ釣れるケースもある。ルアーローテーションの選択肢として覚えておくと釣果の幅が広がる。

5.堤防からのウキフカセ釣り──エサ釣りの王道で大型を仕留める

堤防や磯から狙う真鯛の代表的な釣り方がウキフカセ釣り。オキアミをエサにコマセで寄せて食わせる、エサ釣りの王道スタイルだ。船釣りに比べて費用が安く、自分のペースで釣りができる。5月のマダイは産卵後の荒食いシーズンで、堤防周りの浅場にも接岸してくる。水温17度を超えると活性が上がり、朝マズメと夕マズメに好釣果が期待できる。

タックルは磯竿1.5~2号の5.3m前後、リールは2500~3000番のスピニングリール。ラインはナイロン2~3号を150m巻く。ウキは円錐ウキの0~3Bを潮の速さで使い分け、ウキ止めで棚を調整する。ハリスはフロロカーボン2~3号を2~3m、ハリはチヌ針2~3号またはマダイ専用針の8~9号を使用する。

愛媛県の佐田岬半島先端の堤防で5月上旬、水深15mのポイントで試したときは棚を底から1m上に設定。コマセはオキアミ3kg分をバッカンで作り、配合エサを2割混ぜて比重を調整した。付けエサはLサイズのオキアミを尾羽根カットして針に刺す。2投目のコマセ投入後、ウキがゆっくり沈み込み57cmのマダイがヒット。やり取りは慎重に、根に潜られないよう竿を立てて浮かせることを意識した。

ウキフカセで釣果を伸ばすコツは「コマセワークのリズム」と「棚の微調整」。コマセを投入したポイントに仕掛けを送り込み、ウキが同調するようにラインをコントロールする。マダイは底付近を回遊するが、コマセの煙幕で浮いてくることも多い。アタリがなければウキ止めを50cmずつ上下させて棚を探る。前アタリはウキがモゾモゾ動く程度で、本アタリは一気にウキが海中に消える。

和歌山県の串本堤防で真鯛 仕掛けを試した際、最初の1時間はアタリがゼロ。棚を底から2m上に変更し、コマセの量を半分に減らして頻度を上げると、30分後にようやく1枚目がヒット。マダイは警戒心が強く、コマセが濃すぎるとエサだけ食って針を避けることがある。

ウキフカセの失敗パターンは「根掛かりでの仕掛けロス」と「取り込み時のバラシ」。海底が岩礁帯の場合、棚を底ベタにするとオモリや針が根に引っかかる。底から30cm以上は浮かせて設定する。取り込みはタモ網必須で、堤防の高さが3m以上ある場合は柄の長さ5m以上のタモを用意する。マダイは足元で突っ込む習性があり、焦って抜き上げるとハリスが切れる。

真鯛 コツとして覚えておきたいのは「潮が動く時間帯を狙う」こと。大潮や中潮の上げ3分から上げ7分、下げ始めの1時間が特に好ポイント。潮が止まる潮止まり前後はアタリが遠のくことが多い。マダイ 初心者でも堤防のウキフカセなら手軽に挑戦でき、50cm超の大型が狙える魅力がある。

マダイ釣り方を使い分けて釣果を安定させる

5つのマダイ 釣り方はそれぞれ得意なシチュエーションが異なる。タイラバと鯛ラバ 釣り方は船からの基本で初心者向き、テンヤはエサとルアーのハイブリッドで食いが渋い日に強い、コマセは数釣りが楽しめ、ジギングは深場や潮が速い日に有効、ウキフカセは堤防から大型を狙える。

季節や水温、潮の状況でマダイの活性は変わる。5月は産卵後の荒食いシーズンで、どの釣り方でもチャンスは多い。ただし前日の天候や潮回りで反応が変わるので、複数の釣り方を試してみる柔軟さが釣果を左右する。最初は船のタイラバか堤防のウキフカセから始めて、慣れてきたらテンヤやジギングに挑戦すると釣りの幅が広がる。次の週末、マダイ 釣り方をひとつ選んで海に出てほしい。

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